いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

「地獄大学」24 地獄の中の一輪の花。

さて、地獄のような大学生活をつらつらと書き連ねてきた。正直書いていると辛い。

まだ情けない話はある。でも一息。ひどい話ばかりだけど良い思い出はなかったの?

と尋ねられると全くなかったわけではない。それも普通の人では当たり前の話だ。自慢なんてするつもりはない。

まず、途中から知り合った前園君グループとの交流。私は前園君に悪党連中のことを逐一話していたためカウンセラー代わりになったかもしれない。

それに何度か前園君グループと大学近くの居酒屋(チェーン店)で飲んだ。楽しかった。色々話した。居酒屋では座敷席で子供が原因による家族同士の言い争いもあったのは覚えている。私が止めようかと思っていたら店員が仲裁に入った。

実は一度だけ前園君と二人きりでカラオケ店に入ったこともある。え?カラオケはトラウマではなかったの?私も不思議で仕方がない。今も私はカラオケは苦手だ。しかしその時だけは楽しかったのだ。今では絶対に歌わないであろうノリのいい歌ですら歌った。当時の出来事は不可解だ。やはり一緒に行く人にもよるのか。

前園君やそのグループと知り合わなかったら私はどうなっていただろうか。寒気が走る。やはりいじめグループのみしか知り合いしかいないのは危険なのだ。いじめ相談ができる相手がいれば。しかし被害者は語りたがらない。その気持ちは分かる。

 

そして北村荘の他住人達だ。悪党どもによるいじめが本格化する前は楽しく交流させてもらった。もちろん、北村荘に入居した当初は私は裏では笑われていた。その時は嫌だったが時間がたつにつれ仲良くなった。高岡に会わなければどうなっていただろうか。

そして中野さん(仮名)。

北村荘の住人の知り合いつながりの同じ片銀大学の女子学生。

「siroukii君だよね?」

ある日、校内広場を歩いているとボブヘアーの女子学生に笑顔で話しかけられた。

私はドキリとした。もちろん女性とあまり話したこともない私だからオドオドしてしまった。

少し話をした。でもうれしかった。

後日、中野さんに正面の校舎入り口前で出会った。

中野さんはキュロット風のホットパンツだった。私は今でも鮮明に覚えている。

胸がドキリとして全身を貫くくらいの興奮が駆け巡った。

中野さんの脚が魅力的だったからだ。

しかし私はこれ以上仲良くはならなかった(なれなかった)。交際なんてできなかった。その頃には悪党連中によるいじめが本格化していたからだ。

いじめがなかったら?なくても消極的な私だから無理だったろうか。

ある日、中野さんと私が少しだけ話しているところを紺野に見られた。

「あの女はなんだ???ベッピンさんだなあ。まさかてめえと・・・」

ムキになって問い詰められた。違うよ、ただ用事で話しかけられただけ、何もないと答えた。紺野はホッとした表情を見せた。

 

中野さんは北村荘のとある住人と交際を始めたと伝聞で知った。

中野さんは今どうしているだろうか?良き家庭を持っていると信じたい。