いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

「だからあなたはダメなんですよ」婚活で。

男女の出会いの方法として出会い系サイトやナンパがあり

それは不謹慎なイメージが強く推奨されない。

お見合いは堅苦しく、好きでもない人と無理やり結婚させられるイメージが強く衰退の一途をたどった。

一時期、街コンと呼ばれるチェーン居酒屋で行われる合コンが流行した。

私も頻繁に参加したのだけど案の定失敗に終わっている。

今はブームが過ぎ、コロナ禍で飲食店における感染対策の関係にて完全に息の根を絶たれている。

そして婚活パーティ。

 

私が参加したその婚活パーティは県が開催に関わっていた。

つまり「自治体による婚活パーティ」だったのだ。

少子化が進行し、かつては各自治体が男女の出会いにも力を入れていた。

自治体主催の婚活パーティなら敷居が低いじゃん?

確かに高い年収と地位、有名大学出が必須の一部のパーティに比べれば敷居が低い。

でも私のようなコミュ障、恋愛下手な私には一番行っちゃいけない場所だった。

 

何処かの広報で募集を見つけたのか、私は応募してみた。

応募者多数で抽選が行われた。結果は落選。

しかしキャンセルが出たとの事であなたが選ばれました、参加してくださいとの連絡が私の携帯電話に担当者から入った。

後日届いた郵送書類に手続きを行い出席することにした。

そして開催当日。午前中だった。

駅前ビルの一室でまず男女の顔合わせが行われた。

意外かもしれないがスーツ姿の男性はいなかったと記憶している。

応募書類には堅苦しくない服装でお願いしますとあった。

男性陣はスーツではないものの、スーツに近いようなお洒落な格好をしていた。

私もそうだった。まあ、お洒落というのは他人が決めることだ。

私の場合は他人から見ればズレたファッションをしていたのだろうな。

いっそのこと、スーツで出席すればよかったと後悔している。

しかし結果は変わらなかっただろう。

一方で女性陣はゆるふわファッションの人が多かったと記憶している。

こちらもスーツ姿の女性はいなかった。

男性受けが良いふわふわファッションが良いと女性向け婚活記事を見たことがあるから皆それに倣ったのだろうか。

コミュ障で恋愛下手な私には地獄の時間だった。でも女性と知り合いたいから参加した。

まず挨拶と自己紹介。そして事前に記入していた相手に望むこと、メッセージを書いた紙などが女性側に一律に配られた。

もちろん女性側からもメッセージが書かれた紙が男性側に配られた。

そして市内の観光地へ出発した。観光バスを貸し切って移動した。

とにかく拘束時間が長かった。市内の観光地を転々としながら男女が交流していくという算段だった。途中、どこかの公民館かの会議室内で生け花やパッチワークなどの軽作業などをして交流を図っていく。

昼食時は高級レストランに移動しナイフとフォークを使ってぎごちなく食事した。

バスで移動するたびに席替えが行われた。

隣り合った女性とはぎごちないけど会話を行った。趣味はなんですか?休日は何をしていますか?どこの服のメーカーが好きですか?などなど。

そうこうしているうちに、あたりも暗くなった。丸一日かかった婚活パーティだった。

市内のリゾートホテルの大広間に誘導された。

そこで私はタイトル通りの屈辱の一言を浴びることになる。

 

そこでお互いの気に入った相手は誰かと記入する用紙を配られた。

女性司会者がやたらと喋りまくる。お笑い芸人みたいな感じで騒いでいた。

そして投票。

次々とマッチングしたカップルが発表されていく。

中年男性の参加者が若い女性参加者とマッチングしたのが

とても羨ましいと感じたのを覚えている。

私は?もちろん、マッチングせず。

問題はその後だ。

これでお開きとはならなかった。

女性司会者がさらにカップルを誕生させようと画策した。

いきなり机を並べ替えるように参加者に指示を出した。

私も机を並べ替えようと動いたがちょっとどう並べていいか分からずに少し戸惑っていた。

そこへ女性司会者が私に静かに放った次の言葉。

 

「だからあなたはダメなんですよ」

 

何・・?その女性司会者は私がマッチングしなかったのを知っている。

つまりは司会者からの視点で私はダメな男であることを見抜いていたのだろう。

だから物申してやった。ハイ痛快でした。あなたの目は確かでしたね。

その場は黙ってやりすごした。

そして新たなカップルが誕生した。

最後の最後でリゾートホテル前のにぎやかな電飾の前で女性司会者が色々とにぎやかに挨拶をして一日かかった長い婚活パーティは終了した。

疲れがどっと出た。所詮こんなもの。心の底では期待していなかったのかもしれない。

 

女性司会者から言われた言葉。最初は少し戸惑った程度だったが

パーティが終了し時間が経つにつれ腹が立ってきた。

何故抗議しなかった??

何故退席しなかったのか??

後になって自問自答した。

抗議?退席?あの場で抗議してパーティの雰囲気をぶち壊しにしていいのか。

退席なんてしてみろ。ますますその女性司会者は私を馬鹿にしただろう。皆の前で。

変な伝説を作ってはいけない。この婚活パーティの運営をしている人らを困らせてはいけない。そもそも言われた時はそんな行動を起こす気までは起きなかった。

今回の婚活パーティの最後のあたり大広間で簡単なアンケート用紙が配られて記入した。その時は少し戸惑った程度だったから当件については記入する気が起きなかった。

しかし時間が経ってムカムカしている時なら司会者から侮辱されたと苦情を書いていただろう。今から思えば苦情を書くべきだったのだ。書いていればその女性司会者は後で大目玉を食らっていただろう。書かなかったことを死ぬほど後悔している。

だから私はダメなんだ。その時の気分にかかわらず、不当な扱いを受けたらアンケート用紙に躊躇なく書くべきである。皆さんは是非そうしてほしい。

その女性司会者は私が反論してこない人間だと見抜いていたからこその放言だったのだろう。

私がいくらダメ人間であろうとも他人をイラつかせる天才であろうと

プロとしてやってはいけないことがある。パーティの最中やみんなの前で言うのはプロ意識に欠ける。個人的に後でこっそり呼ばれて説教を食らうなら有難く受け入れる。

 

とにかく、恋愛できない私みたいなダメ男がダメ出しされた痛快なお話でした(笑