いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

夜勤入りなのに。いきなり呼び出す愚行。

タイトル通りだ。

夜勤を行う仕事では夜間は仮眠時間を除いてほぼ休めない。

仮眠時間以外、何が起きるか分からないから気を抜けない。

特に介護では利用者のトイレ誘導がとにかく多い。

夜中に動き回る利用者が多いのだ。それで転倒する利用者が後を絶たない。

利用者が動き回らない施設や病院でも利用者のおむつ交換など肉体労働が控えている。

一瞬の目配り不足が転倒事故や急変発見の遅れを招く。

だから夜勤入りの日は自宅でゆっくりする。

どうしても必要な用事や買い物は早い時間に済ませて昼食後には少しでも寝なければならない。だから夜勤のある仕事は大変なのだ。

 

さて、暑い夏の真っ盛り。私が夜勤の日。朝食後にゆっくりしていると私の携帯電話が鳴った。

富永からのメールだった。

「siroukiiさん、今から来て」と。

「あの、夜勤入りだよ」

と返信したが今度は電話がかかってきた。

「坂野さんもいるんだ。今から来て。少し付き合って!」

盛んに急かす様な口調である。

私はごねていたが少しだけの時間の付き合いだと思って行くことにした。

外では富永の車が停まっていた。坂野さんもいる。

「私は夜勤入りなんだけど・・・どんな用事?」

「まぁまぁ車に乗っていきたいところがあるんだ」

仕方なく私は富永の車に乗った。

どこへ行くのか?行先や目的を全く告げないのだ。

「どこなんだ?何しにいくんだ?」

「お楽しみに」
車はかなり遠い距離を走っていく。私が疑問を口にすると

「実は海水浴にみんなで海水浴に行こうと思うんだ」

ハア・・・・!?夜勤入りなのに?

「3人で集まったからねえ!!」

富永は得意げだった。本当にこいつは自己中心的だ。

自分は今日は休みのくせにな。

有名な海水浴場だから車の渋滞がすごかった。車はノロノロ運転だ。

早く帰してくれよ、と富永に言うも彼はヘラヘラしている。

海水浴場に着いた。かなりの人が来ていた。

ご察しの通り、水着を購入させられて泳がされたよ。

遊泳制限の網の近くまで行って立ち泳ぎして時間をつぶした。つぶされた。

私は何をやっているんだ。

帰りも結構、道が混んでいた。

自宅に帰ったのが夕方近く。いつもなら出勤のために支度をしている時間だ。

急いで支度をして全く寝ずに出勤した。

その夜の夜勤もきつかった。

顔が日焼けしているのを見て他の職員が不審に思った。

すぐに夜勤入りの日に富永に連れまわされていたことがバレてしまった。

気まずい雰囲気が少し流れてしまった。

自宅に帰ると私は死んだように眠った。

 

このブログでも何度も書いているように

他人の時間を大切にしない人間とは即刻、距離を置くか縁を切るべきである。

いきなり呼び出す、目的も行先も告げずに長い距離を連れまわす。

ひどい場合には真夜中など非常識な時間に呼び出す。

自己中心的である。愚かの極である。そんな人間ほど自分はゆったりとしたシフトだからあきれる。

普通の感覚なら、私が夜勤の日だと知ったら呼び出すのを諦めて他の日にする。

それに罪悪感を感じないなら大変だ。

誰でも用事や都合があり、学業や仕事の予定だってある。

誰でもたまには一人の時間を持って色々思索にふける時間が必要なのである。

人と会うときには自分の予定だけでなく相手の予定も考慮しなければならない。

人と会うということはその人の時間を奪っている。

人間の限りある時間の中で。

だからこそ会った人には最大限の配慮が必要だ。

最低限、しっかりと相手の都合も考えてアポを取る。

携帯電話やスマホが普及した現代だからこそ尚更、他人の時間を大切にしなければならない。

 

ごもっとも、富永を見抜けなかった私に責任があるのはいうまでもない。