いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

恋愛しくじり③ サービス業の女性

人は日常生活を送っていればサービス業を必ず利用する。

そのサービス業は「人」によって支えられている。

いくらAIの普及やコロナ禍によるテレワークが推進されているとはいえ

サービス業やエッセンシャルワーカーなどはやはり「人」が表に出て接客したり作業に従事しているのだ。

もちろん、そのサービス業の人たちにも魅力的な人たちがいる。

異性として恋愛の対象として見てしまうことがある。

一目ぼれ。好みのドストライク。ドクンと高鳴る鼓動。運命の出会い?と一瞬思ってしまう。さて、どうしよう。

しかし出来ることは限られている。

その店に通い詰めること。そしてその店員に顔を覚えてもらうこと。

顔を覚えてもらったら雑談をする。

そこからが難しい。

どうやって次につなげる?自分の連絡先を伝える?まさかデートの申し込みをする?

他にも客がいるし、同僚の従業員もいる。彼らの前でそれを行えるわけがない。

自分の連絡先を書いた紙を惚れた店員さんにこっそりと渡す?

これはリスクが高い。同僚の従業員が紙を渡す行為を見ている可能性もあるし

バレれば出禁にされる恐れがある。

たまに聞く。書店の女性店員にしつこく迫った男性客が出禁になった話を。

そうでなくても、相手の店員にその気がないとしよう。

良識的な店員なら自分で紙を破棄してくれる。しかし気まずくなる。来店できなくなる。

性格の悪い店員なら他の同僚店員に報告して紙を見せて笑いものにする。

上に相談して出禁になる羽目に。

では堂々と店員に告白する?

ありえない。夕刊紙に載っていた記事の話を紹介する。創作かもしれないが。

某レストランがあった。こじんまりとした家庭的な店で若い女性シェフがオーナーを務めている。

記事によると、

ある客も常連でいつものように利用していた。他の客もいたが常連らしくいつも見かける男性が利用していた。

その客がトイレへ立った。戻ってくると驚きの光景を目にした。

いつも見かける常連の男性が床に土下座して一生懸命にお願いをしていた。

「お願いします!一度私とデートしてください!」

と。

女性シェフは一喝して誘いを断った。男性客は茫然とうなだれていた。

その客は勇気があるなあ、と感心しつつも、この店を二度と利用できなくなるぞと危惧していた。

創作か実話か、どちらであろうが読者の皆さんはどう思われたであろうか。

行動する勇気は称えるがやっぱりキモい、と。私もこの記事を読んでそう思った。

サービス業に従事する異性と知り合いになるには困難であり、ましてや恋愛関係なんて天文学的に難しい。よほどの運とかない限り。店員と客の恋愛なんてテレビドラマや恋愛小説の中でしかない。

 

私の例を2例出してみよう。

私も上記の記事中に出てくる男性客を本当は笑えないくらいキモい行動に出そうになっていた。

まず1例目。

私は某金融機関に定期的に貯金をしていた。

早い話、窓口の女性従業員に一目ぼれした。というか本当に好みのタイプでドストライクってやつだった。杉本さん(仮名)としよう。

既に私の理性は崩壊寸前とまでいかなくても、彼女のことを思い出すだけで心がかき乱された。貯金したい!貯金したい!杉本さんに会いたい!杉本さんにに会いたい!

私は杉本さんのいる金融機関の支店にしばらく通い詰めた。

カウンターにいる杉本さんを見るだけで幸せな気分になれた。

番号札で呼ばれるのだが杉本さんに当たれば万々歳。幸せな気分になれた。

外れれば悔しかったが杉本さんを見られただけでも幸せな気分になれた。

しかしここは金融機関。商店とは違い、雑談する雰囲気は微塵もなかった。

ましてや連絡先の紙を渡す?横には同僚の女性職員が、後方からは上司や先輩らしき職員が監視している。紙など渡せる隙はなかった。

私は焦った。なんとかして杉本さんと知り合いになりたい。

ストーカーまがいのことをしでかしそうになった。

支店の窓口業務が終了し、夜になった。

私はその支店から離れた場所で支店を凝視して立ち尽くしていた。

杉本さんが出てくるかもしれないと。出てきたら勇気をもって話しかけようかと。

もちろん偶然を装って。

しかし彼女は出てこなかった。そもそも従業員専用出口がどこかも分からない。

杉本さんの車はどれだ?車種は?

近くの月極駐車場を一目見た。当然、分かるわけがなかった。

何日かそうやって支店とその近くを見張った。でも杉本さんとは会えなかった。

彼女はどこに住んでいるんだろう。近くの人なのかな?焦る気持ちばかりが募った。

途方に暮れた。そして諦めた。

やがて異動だろうか?彼女はカウンターに見かけなくなった。退職したわけでもないだろうが。貯金を頻繁にしてくる怪しい客がいると私はマークされていたのか?

キモい行動をとってしまったと自分でも反省している。

杉本さんは今は他の男性と幸せになっていることを願っている。

 

2例目。

私はたまに行くスーパーがある。

そのスーパーの女性従業員にやはり一目ぼれしてしまった。

先程の金融機関勤務の女性と同じタイプであった。

主にレジ打ちに従事している。奈良橋さん(仮名)としよう。

金融機関とは違いレジ打ち時に雑談は出来る。

私はなるべく奈良橋さんのレジの列に並んだ。もちろん顔は覚えてくれた。

天気の話は必ずした。あなた他のスーパーにいたでしょ、くらいの雑談もした。

私は有頂天になった。さて彼女と知り合いになって付き合ったら・・と妄想が膨らんだ。今日は彼女はいるかな?とスーパーに通い詰めた。

しかし「現実」はすぐに訪れた。

私の目の前で奈良橋さんは他の客とレジ打ちしながら会話していた。そこで聞いた会話。

「娘によく言っておくわよ~」

奈良橋さんは既婚者だったのか!そりゃ傷みやすい食品を手で触れるのだ。

指輪なんてしていないはずであり。また終わった。

今もそのスーパーに通っている。もちろん奈良橋さんもいるしレジで会話している。

でも既婚者なので諦めている。家族と幸せになってほしい。

そのスーパーにも他に気になっている女性従業員はいる。かわいい人が多いスーパーだなと思う。でもいくら通い詰めても親しくなれないし、お得意様としか見てくれない。

そもそも既婚者かもしれないのだ。

無駄な努力になるかもしれない。

 

まとめとしては先程も述べたが

サービス業の異性と恋愛関係になるなど天文学的に難しく小説やドラマの中の世界だと思った方が良い。

大切なことは「カスタマーハラスメント」略して「カスハラ」が深刻な社会問題になっている。サービス業従事者に横柄な態度で詰め寄るようなことは厳に慎まなければならない。

自分に対して色々と業務を肩代わりしてくれているのだ。苦労してサービスを提供しているのだ。逆に客が従業員に感謝しなくてはならないのだ。私はそう思う。

またコンビニ店員の名札は偽名だという噂がある。

水商売で言うなら源氏名

作家ならペンネーム。芸能人なら芸名。

理不尽なカスハラやストーカー対策、個人情報保護の観点からだという。

私はその取り組みは評価したい。

私みたいに想いをこじらせた者らによるストーカー対策のためにも。

サービス業従業員にはぜひ、偽名を制度化してほしいと思う。

 

とにかく、またしても恋愛をしくじった私である。

私が恋愛経験のある人間ならもっとうまくやれただろうか。

いじめで恋愛経験を潰されることの弊害がここでも表れている。