いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

恋愛未遂しくじり② ナンパ

では原始的な男女の出会い方法である「ナンパ」はどうだっただろうか。

街を歩いている女性に話しかける。確かに原始的出会いである。

好みのタイプの女性を選べるという利点がある。

そこには人為的な制度や仲介者や媒体もない。

非常にお手軽に実践できる出会いではあるが

実行に移すまでには強い勇気が必要になる。

そりゃ見知らぬ女性に大した理由もなく話しかけるんだから。

セクハラやストーカーだと言われたらどうしよう?確かに敏感なご時世だ。

なおさら勇気がいる。それでも出会いのためなら・・・

 

私の場合はダメだった。プロのナンパ師は朝から晩まで繁華街などに張り付き

行き交う女性に声をかける。東京の歌舞伎町周辺を歩いていたらホスト風の男性が

繰り返し女性に話しかけているのを見たことがある。

プロとまで行かなくても女好きの男性なら出会いのために自然とやっている行為なのだろう。

でもそれは人々が歩いて行き交う大都会だからこそできる話。

私が住んでいる場所は人口〇万人の地方小都市なのだ。

田舎は道を歩いている人よりも車の方が圧倒的に多い。

道を歩いている人間は目立つ目立つ。

カップルが街を歩いているなら尚更目立つ。

車を運転しているドライバーから好奇の視線を浴びせられる。

だからカップルは車移動なんだ。

そして女性に話しかけている男性を道端で発見したら不審者扱いだ。

大都会などは無数の人々が街を歩いている。

当然、カップルもたくさんいる。

だから男女が一緒に歩いていたり、男性が女性に話しかけても目立つことはない。

目立たないばかりか風景の一部だ。周りの人間も気に留めない。

当然、ナンパはやりやすい。(勇気はいるが)

そして成功率は極端に低い。

女性側からしても見知らぬ男性にいきなり話しかけられて簡単についていくのか。

連絡先を簡単に教えるのか。

怖いと思うのが普通だろう。

 

私は田舎にいるくせにナンパを何度か行って撃沈し続けた。

田舎だから人の目が気になるだろうし、車のドライバーから奇異の目で見られたことだろう。

実は比較的人が多い、近くの街に繰り出してナンパしに行ったこともある。

ナンパ指南本も読み込んだ。

(ナンパ指南本については過去記事にも触れている)

清潔なスーツを着てナンパしろと書いてあった。

だからスーツを着て街に繰り出した。今から考えればおかしな行動だった。

スーツ?怪しいリーマンと思われた?

無視ばかり。話しかけても

「え・・・何」「はあ?・・・」

といった反応ばかり。

雑談まではいかなくての一言二言、世間話までいったこともあったがその女性はさっさと電車に乗って行ってしまった。

20代最後の日だったか。私は電車内で見かけた女性を駅でナンパした。

路線を聞くつもりで。

「駅員さんに聞けばいいでしょ・・・」

女性は吐き捨てるように言って去っていった。

やはりナンパは難しい。

それ以前に私に女性と打ち解けるコミュニケーション能力が皆無だったけどね。

やはり、青春期のいじめは人間歪ませる。

結局はそこに行きつく。

 

「siroukii・・・siroukii・・・」

私はブツブツ言いながら地蔵のように街で立ち尽くしていた。

そして失意のうちに帰宅した・・・。