金の巻き上げが始まる②
何故、私が富永に金を巻き上げられ続けたか。ギャンブルだったのだ。まず概要を。
前の記事にも書いたがしつこく貸せ貸せなどと言い寄られ、時には自宅前まで時には勤務先にまで押しかけらた。富永は車を縦横無尽に使いこなし私を追いかけまわした。
カーチェイスもどきになったこともある。
あのしつこく言い寄る姿勢とか、断れないような決め台詞とか、
執拗に電話やメールを波状的に出してくる。
あまりのしつこさについつい金を出してしまう。
常に監視されているような状態だった。
これは何かの詐欺師の手口なのか。
富永は自分の自宅と私の自宅、勤務先、そしてパチンコ屋。
その4点を常に行き来していた。
逆に言えばその4点以外に接点がない。ある意味、富永は気の毒な存在なのかもしれなかった。しかし同情はいらないのかもな。今は絶対に会いたくはない。
次回から、どんなことがあったのか具体的に書いていきたいと思う。
恥ずかしながら。