いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

大学進学へ向けて①

「A校が落ちたら次はB校しかないんだよ!どうするの!?」

クラスメート男子からの喝である。受験に向けての熱いやり取りかと思った人もいるだろうが私のことだ・・・違う。言語不明瞭なのを咎められただけだ。相変わらず。

なぜこのようなことを書いたのか?当時、クラスで新聞のコラムをみんなの前で読み上げる取り組みを行っていた。私の番になった。新聞のコラムを読んだ。担任が注意した。聞き取りが出来ないと。声が小さいのは事実だが声が通らなかったわけでもない。言語が不明瞭だったらしい。だから担任からその新聞のコラムの紙面をよこしなさい、と言われ渡した。コピーされてクラスの壁に貼られた。壁に貼られた新聞のコピーを私は眺めて自責の念というよりは諦めの境地の目で見つめていた。

先程のクラスメートの前で何かをしゃべったら何か言語不明瞭だったらしい。

だから咎められた。受験が差し迫ってきた時期だった。全く私は人を不愉快にさせる天才か。

なぜ、言語が不明瞭だったのかは分からない。一時的だったんだろうが。不可解だ。

 

何がともあれ進学科だから受験という儀式に向けて歩んでいた。一般入試ではない。皆、推薦入試で進学を目指していた。進学校だったら最初から一般入試でトライしていたんだろう。後に推薦入試で私も某大学に進学することになるが推薦入試という性質上、自主退学という選択肢は事実上ない。現在はどうか分からないが推薦入試で入学しておいて退学すると校長が謝罪のために大学を訪れないといけないと聞いた。そして後輩にはその推薦入試の枠がなくなると。地獄に投げ込まれても生き地獄。私は退学せず仕方なく耐え抜いた理由の一つははそこにある。

先程のクラスメートがA校、B校と言ったのはA校は小論文のみの受験だった。そしてB校は小論文+面接があった。一般入試ではなく推薦入試のスタイルだ。だからクラスメートは言語が不明瞭なのに面接では通用しないぞ、とのことだった。結果としてA校は不合格でB校は合格したのだが。運命は皮肉なものだ。B校で「悪党ども」が待ち構えていようとは。それは大学編で。

だから受験勉強は小論文の勉強に費やされた。各自、小論文指導のために他の教師が指導役に付いた。私もそうだった。添削に添削を重ねた。私がついたのは地理教師だった。私は小学校より社会科が得意だったから地理も得意だった。何かの縁だろうか。

B校の合格でその地理教師に感謝した。ごもっともその地理教師にも私のネガティブな点を指摘されてはいたが。

クラスメートで潮田君(仮名)がいた。彼とは受験した大学も一緒で入学した大学も一緒で今でも年賀状のやり取りをしている。彼は私とは正反対の幸せな生活を送っている。次は受験の様子とかその後の顛末とか書きたい。