いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

静かに地獄が始まる②

以前から書いてきたが私はギャンブルが好きではない。

パチンコ・スロット・競馬・競輪・競艇オートレース・・・・

これらが嫌いである。実際にパチンコと競馬に関しては酷い目にあった。

その体験談をブログに書いていきたいと思う。

ギャンブルが趣味という人は申し訳ない。私にはトラウマがあるのだ。

大学時代も高岡や角松がパチンコ愛好家であり、酷い目にあった。

ジャンボ宝くじはたまに買う。それはギリギリ許容できるくらいか。

高額当選なんてするとは思っていない。

 

結論から言うと富永からは暴力は振るわれていない。金銭的・時間的な損害を受けた。

ネチネチと蛇のようにしつこい本性が少しづつ出てきた。気づいた時には遅かった。

 

私と坂野さん、富永の三人はとあるファミレスにいた。

私に競馬の面白さを伝えようというのだ。

当時、競馬に関しては悪いイメージはあまりなかった。

今もそうだがJRAは若者を全然に押し出したテレビCMを展開していた。

お洒落で若者が嗜む娯楽。そんなイメージ戦略は成功していた。

私自身、パチンコと違って競馬は売上金は国庫に納付されるという知識はあった。

だから競馬は国に寄付することだと思っていた。私がしばらく競馬をやった主要な理由だ。宝くじだってそう。地域に還元される。変な使命感があった。

 

ファミレスのテーブルの上で富永は競馬新聞を取り出した。

今の値段は知らないが当時は競馬新聞は400円台はした。

富永や坂野さんから競馬新聞の馬柱と言われる表の解説を受ける私。

「競馬はスター性があって馬や騎手や調教師、厩務員を巻き込んだ感動が売りなんだ」

なるほどね。今から思えば公営ギャンブルはスポーツ観戦の要素があるから胴元は

それを売りにするわけだ。

話が脱線してしまった。

 

私と富永、坂野さん3人は後に富永が「三兄弟」と呼ぶくらいに親しくしてしまった。

愚か者である。

そして当時、富永に影響されて競馬に狂っていた人物がいた。

同じ介護職員の渡部さん(仮名)である。彼も競馬に変な狂い方をしてしまった。

富永は職場の男性職員に競馬を勧めて歩いていた。結構な数の男性職員が競馬新聞を自分のカバンに忍ばせていたくらいだ。

まずは渡部さんは某競馬雑誌のノリで用紙に競馬のふざけた記事を印刷して皆に配って回っていった。取材と称して私にも好きな馬・騎手は誰だの訊いてきた。それをまた記事にして配っていた。

いい気になった富永は後に私にも「記事」を作成しろと言ってくることになる。

普通ならその時点で富永の本性を見抜いて距離置くか、最悪転職するはずである。

ギャンブルにうつつを抜かす職員が多数出るというだけでなく、勤務にも影響しかねない事案である。

だが転職?する行動力がなかっただけだ。

それに私はまだ競馬を信じていて、ああ万馬券が出ればいいなあと感じていた。

負けても国庫に納付される、宝くじみたいに大きく当たれば・・・と思っていたのだ!

富永はヘラヘラ笑いながら皆の前で言った。

「私達は安月給だけども競馬を通じて一緒に夢を見ましょうよ!」

 

事実、私は富永に馬券の買い出しにしつこく行かされることになる。

私自身も電車移動は好きだったので電車で場外馬券売り場にせっせと買いに行った。

私自身も万馬券を期待して、大金を手にすることを夢見て馬券売り場に通った。

愚かだった。