社会人の始まり①
私は卒業してから就職活動を再開した。
交通誘導のバイトではかなり厳しく嫌味を言われ続けた。
ドライバーからのお叱りも受けた。次から次へと車がやってくる。
気が休まることがない。他の仕事なら気が休まる時間があるが交通誘導はそれがない。
二度とやりたくない。交通誘導の人には頭が下がる。
その後、警備会社(機械警備)を受けた。そうよくテレビCMで見る警備会社。
交通誘導とは違う、現場に駆け付けるやつ。
何故警備?と思われたと思う。
当時、私は暦本にはまっていて自分の年回りに向く職業の一つ警備員だそうな。
長年いじめを受け続けてきたから、そういったものに頼らざるを得ない心境だった。
ま、現在は毎日の九星とか干支とかを確かめるくらいしか暦本を活用していないが。
気休めのために吉の方位を確かめてから外出とかしている。
(なお、占いとかそういう話は後日したい。なるべくブログ更新したい)
警備会社の面接の結果。落ちた。
面接官が訊いた。
「今、あなたにとって興味のあることはなんですか?」
と。一瞬答えに詰まった。それがいけなかったか。
警備では一瞬の油断が命取りになるから。
さて、どうしようか。親からは早く就職先を決めろとせかされていた。
ふと大学時代の福祉コースを思い出した。当時は社会福祉には興味が全くなく
福祉コースにはあの暴力的な角松が在籍していたため福祉コースなど選ばなかった。
福祉か・・・。
受けてみるか。福祉の施設を受けてみようと思った。
隣町にある介護施設の求人をハローワークで見つけた。ハローワーク職員に相談した。
面接を受けてみることにした。
面接しに施設に行ってみた。結果は採用だった。介護職は人でが今も昔も不足しているから、一人でも人手が欲しいのだろう。
さて、私はこれから介護職員として働くのだ。
ここでも「悪い出会い」が起こる。全く私は学習能力がない。
こうして私は再び地獄へ向かうことになる。