大学時代の検証、まとめ③
そしてなるべく「挙動不審な言動をとらないこと」「奇行はしないこと」
これは私の恥部の一つではあるがあえて書く。
指回し体操って知っているだろうか。
両手の指先の先端をそれぞれくっつけて指をクルクル回すやつ。
脳トレにもなるし健康にもいいそうだ。
当時はテレビの情報番組などでやっていた。
当時の私はそれを高校時代から癖になるくらいやりこんでいた。
一番回すのが難しいとされる薬指ですらうまく回せるようになった。
今でも指回し体操は出来る。
それをオリエンテーションで学生の集合時についつい指回し体操をやってしまった。
後にいじめが激しくなってから紺野が当時の様子を証言した。
紺野の証言によれば
「あの人なにしているの?」
紺野の知り合いの学生が紺野に向けて囁いた。
はたから見れば怪しい奴だと思うに違いない。
「そんな怪しいことやっているからいじめをうけるんだよ」
紺野は吐き捨てるようにつぶやいた。角松や高岡や疋田がそうだそうだとわめいた。
私は何も言えなかった。
指回し体操なんて誰も見ていないところでやるべきだった。
奇行はあからさまに見る人たちの気分を害する。個性とは違う。
非常に優秀な人間が行う奇行ならそれもかえって個性として輝くのに。
私の大学時代は最初から最後までみじめで情けないものとなってしまった。
それが今でも後を引いているのだ。
これで大学時代については筆を置きたい。
次は社会人編に入っていきたいし、コラムなんかもやっていきたい。