いじめと人間関係で人生狂った男のブログ

私を反面教師にせよ。青春と人生を無駄にするな。

「地獄大学」18 お祓い・祈祷にすがる② 親にいじめバレる。

私はいつものごとく愚論荘でいじめを受けていた。夏休み明けだ。その夜は朝まで私は角松らにボコボコにされていた。紺野や疋田、高岡も面白おかしく小突き回す。もちろん録音もされているだろう。

私はいつもは気丈に耐えていたがその時は気分的にも耐えられなかった。

解放後、半狂乱になった。

午前中に公衆電話で例の寺院に電話をかけた。

「すみません、私朝まで殴られてました。すみません、どうしたらいいんでしょうか」

女性僧侶はウンウンと頷いて聞いてくれた。その場では話を終わったが、数日後の電話では軽く説教を食らった。

「寺院のチラシ配りとかポスト入れはやりましたか?そうすれば徳が積めて事態の改善が図られたのに」

夏休み期間中は何度か訪れて祈祷とかは受けたけどチラシ配りの話とかはなかったような・・・。それに地元と片銀市は遠く離れていて・・・。

それに加え、意外な人物らから北村荘に電話が入った。

両親からだった。

「あんた、大学でいじめを受けているんだって??」

何故バレた??

「〇〇市の僧侶の人から電話が家にあってね。その人に相談をしたんだって?その僧侶の人が言うには朝まで殴られていたんだって?」

「そりゃ僧侶の人も悩んだらしいよ。でもあんたが自殺したら大変だからって意を決して家に連絡入れてきたんだよ」

なんてこった・・・・。何故家に電話をしたんだ??秘密厳守だとチラシに書いてあっただろ!

この手の祈祷師もそうだが人のプライバシーや恥部・暗部を知る職業に従事する者はその秘密や情報を厳重管理するのが当然であり、ましてや家族といえども第三者に秘密を漏らすなんて・・・家族だから知られたくなかった。

なんてことをしてくれた!ああ面倒なことになった。

それにその時の激しい暴行で私の顔は腫れていて変形していた。

中学生の時と同じではないか。

腫れた顔で前園君と校内を歩く。前園君にも、もちろん悪党連中に殴られたんだよって逐一報告した。前園君に逐一いじめ報告をしたから心が休まったようなもんだ。

彼は厳しいところもあったが、いじめ報告を許してくれた。カウンセラーとは彼みたいな人のことを言う。

「ああ、僕が殴ったみたいな目で見られているな~」

前園君がぼやく。ごめん、私は謝った。

もちろん、私が執拗ないじめを受けていることは同級生らにも、そして大学側にも

そして教授らにも知れ渡っていた。かなり前から。

私は彼らからのプレッシャーにもかなり苦しめられた。

 

そしてその問題の寺院とはそれっきりだった。

私の両親が〇〇市に行き菓子折りを持って寺院にお礼に行ったそうな。

そして後にその寺院は閉鎖されたとさ。