栗山つながりの悪党連中に私は目をつけられて逃げられずにいた。
逃げればいいではないか?逃げられるわけがなかった。逃げてどうする?中学校という狭い世界だ。休みの日は必ず呼び出されて小突かれてパシリにされた。
栗山も柄が悪くなっていった。栗山と仲良くならなかったらこんな目に遭わなかった。
「いいから来いよ」
休みの日、学校の休憩時間、必ず呼び出された。栗山、瀬田、山岡だけでない。
渡部(仮名)にはひたすら罵倒されて殴り倒された。中学生の移動手段は自転車だが
自分の自転車を思い切り蹴り倒されたうえで殴られた。私は自転車にまたがってはいなかったが。
瀬田の家でカップラーメンを食べされられた。
「さぞかしうまかったんだろうなあ?」
瀬田、栗山、渡部、山岡に因縁つけられて殴られた。わけが分からない。
渡部なんかには植物の蔓でひたすら殴られた。後で見たらミミズ腫れになってた。
親にも怪しまれた。
枝野(仮名)なんかもヘラヘラしていて私が殴られているときにも
「何とか事件(笑)」
と笑っていた。
中学時代はそんな感じでいじめを受けていた。もとは栗山の人柄を見抜けずに仲良くしてしまった失敗なのだ。栗山に嫌な影を見抜くことが出来なかった。彼がヘラヘラ話しかけてきてもすっぱりと逃げる断ることが出来なかった。そんな失敗を後にまた繰り返すことになる。
そして私が顔面を腫れあがるまで殴られて学校に大問題になったことを次に書きたい。